2015年12月29日火曜日

ウロコ柄ブーム

昨シーズンの秋冬に一目惚れして
思わず手に入れたのが

マーメイドラインとして売り出されていた
 お魚のうろこをモチーフにした
柄の入った下着とタイツ

その時は深く考えないで
新鮮さに惹かれて直感購入したのが
今となって、自分の中で
ウロコ柄ブームが来ています。

こんなことなら
もっと買っておけば良かった..と
後悔しても時、既に遅し、

 今季のラインでウロコ柄は
どこのメーカーでも見当たらないのが、残念。

扇形を少しカットしたような
形の連鎖がウロコ柄となり
何ともレトロでクラシックな雰囲気

ニットの編地なんかでもカワイイので
いつか、またどこかで
見つけたいなぁ..

マーメイド・ライン、何か素敵な響きです。



                                                                Tiiu




2015年12月27日日曜日

保湿と抗菌

毎年冬になると
真っ先に気をつけたいのが
風邪と乾燥対策。

バックの中に対策グッズを
入れておくと、供えあれば憂い無し、
安心感に包まれるのです。

まずは、ウィルスなどの
抗菌対策に持ち歩いていると
便利なのが、水無しでも使える抗菌ジェル(写真左)

日本のように、どこでもトイレが
キレイじゃなくて
おしぼり文化のないヨーロッパでは、特に。

 いちいち手を洗うのに
化粧室に行くのが面倒な時など
サッと使えて優秀アイテム。

次に乾燥に晒される手に優しい
ハンドクリームは 
種類が豊富で、どれを選ぶかも悩みどころ..

今年はフランスのクレイ(粘土) に
沢山お世話になったので
ハンドクリームもホワイトクレイ入り(写真右)
をチョイスして、対策も万全。

 風邪や乾燥とは無縁の
冬を目指して乗り切りたいものです。


2015年12月25日金曜日

和みやげ 緑茶編

ヨーロッパに暮らしながらも
美味しい煎茶を飲める時
日本人で良かったと思わずにはいられません。

というのも、
煎茶好きを公言する欧米人は
うちの家族や友人も含めて沢山いるけれど

やはり、どこか感じ方がミーハーで
緑茶が美味しくて飲んでいる、というよりは
ヘルシー嗜好に乗っ取っている印象を受けるから。

そんな自分もお茶の味が分かる程
通(つう)ではなく..

思えば日本で暮らしている時
自分の為に贅沢なお茶葉を買ったりした
記憶が無いのです。

ところが海外から日本に帰省すると
無性に日本茶を持ち帰りたい衝動に駆られ
専門のお茶屋さんで買ったり
貴重な頂き物を大事に持ち帰ったり..

気づけばスーツケースには
煎茶の缶や袋が沢山詰まり
その和のアートワークにも惚れ惚れ。

 日本にいる時よりも
どっぶり濃密な和の時間 を
過ごしている気がしています。




                           Tiiu



2015年12月23日水曜日

ギュウ詰め野菜

レシピサイトなどで、頻繁に見かける
彩り野菜をぎゅうぎゅうに詰めて
オーブンで焼くだけの
ギュウ詰め焼き野菜なるもの。

なんと、味付けは塩・胡椒にオリーブ油だけ
という超シンプルなもので
素材の味がギュッと詰まって美味しいらしいのです。

すぐにでも実践あるのみ!
と作ってみたら..

肉などは入れないで野菜だけなのに
止まらなくなるほどの
美味しさでした。

これまでに野菜のオーブン焼きを
作ったことは数あれど、
こんなに味が凝縮しているように感じなかったので、

美味の秘訣は、「ギュウ詰め」に
あるのではないかと思っています。

彩を考えながら
野菜を並べて(押し詰めて)ゆく行程も
なんだか楽しいし、

 どんなに食べても野菜ですから..
 リピートしない手はありません。





                      
                               Tiiu




2015年12月21日月曜日

寒空のガーデン

夏の間はギラギラとした
太陽の灼熱で

長い昼間は、とても出られたものではない
地中海岸のスペインでは、

冬の方がガーデニング日和が
多いのかもしれません。

油断をすると、あっという間に
日が落ちてはしまうけど..
お昼から夕方に掛けては
驚くほど過ごし易く

背中に受けた太陽が
いい塩梅の暖房機のように
体を暖めてくれるのです。

問題なのは
冬に育てられる植物の少なさ、で

やはり朝晩の冷え込みに耐えられる
野菜などは限られてしまうのは、残念

 ラディッシュや比較的育て易いハーブなど
早ければ、七草粥を食べる日まで
に収穫できることを目指し中です。



                         Tiiu






2015年12月19日土曜日

冬のマリン

普段から大好きな
ネイビーとホワイトが爽やかな
マリンスタイル

マリンと言えば、春夏が旬と
思われがちですが..

個人的にピンとくるのは
春夏よりもむしろ、冬。

寒い季節にマリンパンツや
ネイビーの服や小物を身に付けると
背筋がすーっと伸びる気がして

不思議とやる気がみなぎって
くるような気がするのです。

元々は海兵や漁師のスタイルが
ベースにある
マリンなピーコートや
フィッシャーマンセーターは

どこか懐かしくて
寒さもぎゅっと閉じ込めるような
目の詰まった
厚ぽったい生地が

冬にそそられてしまう
のかもしれません。



                           Tiiu


2015年12月17日木曜日

お家ガウン

じんわりと、底冷えする
冬の寒さ対策に
欠かせないのが

モフモフと体全体を
くるんで暖める
真冬のガウン。

我が家では毎年この季節になると
日が落ちて暗くなる
18時位から
このガウンの出番がやってきます。

スペインやフランスなどで、
下着ショップや
パジャマ売り場などを覗くと
悩ましいほど
バリエーション豊かなガウンが
揃っていたりして..

家で過ごす、いわば手抜き姿の
代表格な室内着なのに
ついアップデートしたくなります。

家に人を招いたり
呼ばれたりするのが大好きな
ヨーロッパの人々にとって

ルームウェアは
第2の接待着と言えるかもしれません。




                               Tiiu


2015年12月15日火曜日

カピバラ、ゆるキャラ

スローで癒し系の動物
といえば、
ゆるキャラ でおなじみのカピバラ。

そんなカピバラに触れてみたい
という願いがようやく叶い

撫でてきました、リアルゆるキャラを。

カピバラだけでなく
ナマケモノやゾウガメが同じエリアに
ひしめいている様は
今までに無かった異空間のようで

さながら、スローモーションの世界。

早速、お目当てのカピバラを撫でてみたところ
想像通り
タワシのように毛が硬く
それでいて、毛並みの美しさに惚れ惚れ

さぞかし食べ方もスローなんだと
思いきや
ゾウガメの食事を横取りする程の
機敏さは持ち合わせておりました。

目の離れ具合なんかは
絵に描かれたキャラそのもので
 これほどキャラと実物にギャップの少ない
動物も珍しい..

スローで癒しの世界に
どっぷり浸かった
カピバラ生活にあやかりたいです。



                                Tiiu

                          


2015年12月13日日曜日

思い出のツリー


今年はすっかり遅ればせながら
12月に入ってようやく
クリスマスツリーがお目見えしました。

実は昨年購入するまでは
今まで飾ったことがなかったのだけど

オーナメントの飾りが好きで
フランスに住んでいる頃、
スペインのアパート暮らしの頃も

ツリーを持ってないくせに
心動かされるオーナメントを見つけては
せっせと集めていたのです。

 なので、ツリー自体には
これと言った拘りはないのに
飾りものの一つ一つには
思い入れや愛着があったりして

雑貨好きのマニアックな心を
揺さぶられる
オーナメントが詰まった箱を開ける時は
ワクワクのひと時。

それなのに片付ける時には
面倒な気分この上なくなるのは
なぜだろうか..

祭りのあとは
後片付けが憂鬱なのは
どこも同じです。



                           Tiiu

2015年12月11日金曜日

重箱クッキー

日本から持ち帰ったモノ達の中で
うちの伴侶が絶対に
持ち帰りたい!と
 譲らなかった器というのが

日本では、ほぼお正月にしか
出番がないと思われる
重箱2段。

最近ではおせちを作る人も減ったようで
きっと日本に住んでいたとしても
面倒で作らないだろう、おせち料理

ましてや、ここスペイン..
材料を集めることすら困難な状況で
ダブルで面倒なおせち作りなど 
考えたこともなかったし

なぜ持って帰りたいのか
意味不明だったのです、が

本当の目的は、焼き菓子を入れたり
ケーキを保存するのに
使いたかったのだそう。

 重箱に洋菓子なんて
ミスマッチ過ぎる発想に呆れながらも

西洋人から見た東洋の箱は
神秘的で美しい宝箱

所変われば
新鮮な視点で見られる我が家の重箱は
幸せ者かもしれません。




                            Tiiu

2015年12月9日水曜日

冬のあったかブローチ

冬の寒さが厳しくなると
ついつい見た目よりも
暖かさ重視に傾きがち..

暖かくてその上
気分も高揚するような
服装で過ごせたら一番だけど

寒がりな自分には
アクセサリーやストールを
加えることが精一杯なのです。

 そんな時に発見したのが
ブローチを暖かく付けこなす方法

カーディガンのネックラインを
そっとつまむ様に寄せて
上のほうで留めてみると

ネックラインの暖かみが増し
ボタンは外した状態なのに
胸元が覆われて
ほっこり温かい

しかも、いつもと違った
アクセントとシルエットが楽しめるという
オマケ付き!

ちなみにカーディガンは
ショートでもロングでも
ざっくりローケージでもメンズ風でも
オッケイなのです。




                                 Tiiu



2015年12月7日月曜日

デカダンスなモロッコアンティーク

フランスに住んでいた頃は
足繁く通っていた
アンティーク市や古道具のショップ。

そこでは、時代を超えて
100年も前に作られた椅子だとか

お祖母さんのそのまた前世代に使われた
刺繍入りのリネンだとか
年代モノの品が溢れていたけれど

その中に混じってエキゾチックな
存在感を放っていたのが
モロッコテイストのインテリア小物たち

獣の臭いがプンプンする
レザー張りのカラフルなクッション椅子だとか
細かい彫りが施された
燭台やピッチャーなど

どこか退廃的で、だらりと
お茶を飲んで過ごしたくなりそうな
見た目が特徴的なのです。

そんな訳で、フランスの実家より
譲り受けたモロッコのアンティーク
ランプスタンドは
デカダンスをテーマにしてみることに。

全部この感じだとクドイかも..
しかし小さなコーナー的空間で楽しむなら
こういうのもいいかもと思えます。




                      Tiiu

2015年12月5日土曜日

偏愛キッチン道具・ストウブのホーロー皿

グラタンなど熱々のオーブン料理が
恋しくなる季節、

ふいに出番が巡ってくるのが
フランス STAUB社の真っ黒な
見た目がクールで、そっけないホーロー皿

黒いホーローは何も入ってないと
シンプル極まりないのに..
お料理が入るとグンと引き立てる
生涯使える1品です。

フランスの知人から贈られた
このキッチン道具は
大きさも程よく小さめだけど
ずっしり重い

春先には、さくらんぼのクラフティとか
スイーツを焼いても
気分が上がる偏愛道具

裏に刻印された
Made in Franceという文字が
どこか誇らしげに物語っているような
名品です。






 
                         Tiiu

2015年12月3日木曜日

和みやげ 丼鉢編

スペインのキッチンにも意外と
合わないことはないらしい
ちょっとクールで渋い表情の和食器は

なくても困ることはないけれど
ちょいちょい和食を作る我が家において
あると食欲がそそられるもの。

実際、雰囲気さえ気にしなければ
大抵の皿や椀などは
洋食器でも対応できるのですが

こればっかりは
和食器でないと!
と言うものが

 うどんや丼モノを盛り付ける
丼鉢の類。

これを洋食器に無理やり当てはめると
 カフェオレボウルや
スープボウルになってしまうので
何とも味気なく、気分が萎え気味に..

そんな訳で
日本からはるばる美濃焼きの
丼鉢を持ち帰り

しばらくすると
スペインの素朴で土っぽいキッチンに
すんなり馴染んでくれたのでした。

  うちで一番出番の多い
和食器になりそうな予感。


                       Tiiu

2015年12月1日火曜日

大人キャラメル色

とても若い頃
ヨーロッパの映画を見ていて

キャメル色のニットやコートを着ている
 女の人が妙に大人びて
エレガントに見えることを発見してから

キャメル色には特別な憧れの
ような感情を未だに抱いています。

もしかしたら、
古いヨーロッパの町並みに
キャメル色が特に美しく
映えるのかもしれない

という気もしないでもないけど..

トロンと甘くて香ばしい
雰囲気が出たキャメル女性を見ると
思わず振り返って見てしまうこと、しばしば

ネイビーやボルドー
もちろん、グレーやブラックとの
相性も秀逸な
大人のカラーです。







                                Tiiu



2015年11月29日日曜日

日本土産 レコード編

11月の半ばに2週間
日本滞在をしていました。

今回の滞在は、旅が中心で
移動が多く
いつもの如くたんまり食材を
持ち帰ることが出来なかった代わりに

行く先々で見つけた
レコードと和食器が
わんさか!

 そんな愛すべき
日本での戦利品が
まだ片付かずに部屋に散乱しています..

古いレコードに本や和食器
を2つのスーツケースに詰めて

家に篭りがちになる
長い冬の夜に
しっとり楽しむ小道具が仲間入り

いくつになっても
住み慣れた母国や街でも
お宝探しはワクワクなのです。




                                  Tiiu

2015年11月27日金曜日

ほっこり、かぼちゃティー

季節が変わる度に
新鮮なブレンドで、そそられる
お茶を売り出していて

出向くと、ついついまとめ買い
してしまう、お気に入りの
お茶屋さんがあります。

そこで飲ませてもらった
秋の一押し、カボチャのパイ
というネーミングがついた

ほっこり濃厚な
ルイボスのカボチャティー

よく見ると
ルイボスティーの茶葉に
乾燥カボチャの実がブレンドされており

本当にナチュラルな南瓜の香りが
飲むと心地よく漂っていい感じ。

収穫の秋、実りの秋を
感じさせる
有りそうでなかった
カボチャティーの虜になりました。
 


                Tiiu


2015年11月26日木曜日

トナカイとヘリンボーン

夏の間は殆ど存在感を
意識せずに使っていた
 トナカイの柄が入ったドアストッパー

しかし、季節が冬に近づいてくると
感慨深く見えてくるのが
不思議です。

チャコールグレーのヘリンボーン柄に
素朴なトナカイのアップリケが
寂しげな季節を象徴しているけれど

ヘリンボーン地に
フランネル布地のイメージがあるせいか 
見ていて何となく、あったか気分

パンツやジャケットなどの生地に
使われることが多い柄で
ベーシックでクラシック。

 そんなヘリンボーン地が
トナカイとミックスされるだけで
癒されてしまうのです。







                              Tiiu


2015年11月9日月曜日

熟考する荷造り

映画やドラマなどでよく見かけるシーンで
登場人物が激高して突発的に
家を飛び出したりする時

決まってクローゼットやら
タンスなど引っ掻きまわした挙句に
荷物をカバンに詰め込んだりするのだけど

これを見る度に
あんなに早く荷造りしたら
絶対に選んだ服に偏りが出るに違いない

などと、どうでもいいことを考えてしまうのは
バランスを重視するてんびん座(←私)
の性だろうか..

それはさておき、自分にとって荷造りとは
ロジックに沿って
淡々と隙間を埋めながら
熟考しながら進めていくもので

その過程が旅そのものよりも
楽しかったりするのです。

ポイントを2つ挙げるなら 
①靴の保護袋は荷造りに役立つので
活用しない手はないです。
もちろん靴ではないものも収納!

 ②ストールは着まわし、防寒、
繊細なモノを保護する役割など
何かと使えるので旅の必須アイテムです。 

旅慣れているせいか
あっという間に荷造りを終えてしまうと
少々せつなくなったりして

ついつい追加の品が増えてゆきます..
 
     
                          Tiiu

2015年11月7日土曜日

缶ものグルメ


中期留守につき
冷蔵庫の中身を徐々に減らす計画
実行中の我が家です。

すぐに消費できて
食べきれる分だけを買い足して
なるべく保存食も織り交ぜたりしながら
作る食卓は

食べ物大好き人間にとっては
少し味気ないものですが..

台所事情を考えながらの
献立作りも
それはそれで、試されているようで
中々やりがいのあるもの。

トマト缶と、ツナ、オリーブ缶
冷凍ソラマメで作ったパスタは
缶ものグルメのオンパレードで
覇気のない味わいだけが記憶に残ります。





                             Tiiu

2015年11月4日水曜日

黒い馬とポニー

ノーブルさを感じさせるモチーフとして
または、遊び心のある
キュートな表象としても

しばしばファッションのデザインにも
君臨するのが
馬やポニーを象ったモチーフ。

私も大好きでついつい
見かけると目で追ってしまう
馬系の小物たちですが..

最近近所を歩いていたら、
なんと、実物に遭遇してビックリ!!

2頭見えたので最初は親子かと
思ったら、よく見ると
普通サイズの黒馬と黒いポニーでした。

まさかとは思うけど
誰かがこの空き地で飼っているのか
一時的に繋いでいるだけなのか..
ちょっとしたミステリーですが

実物の黒い馬の美しさと言ったら
ため息もので
しばらく見とれるほどの肉体美。
(ポニーはどちらかといえば癒し系)

うん、
黒い馬は本当にカッコいいです。


     
                                Tiiu

2015年11月2日月曜日

おうちブーツ

昨シーズンの冬の終わり、
忘れられたかのように
 ポツリと売れ残っていたのを
衝動買いした

ボルドーレッドのロングブーツを
引っ張り出して
そろそろ履けそうだと
ワクワクして来ました。

ブーツと言っても
これは室内用のルームブーツで
外で履くには心もとない
布製でゴム底なのです。

ボルドーレッドが真っ赤なレッドなら
サンタチックだったであろう
このほっこり系のデザインは
家で寛ぐには丁度良く

石床で底冷えする
スペインの家では欠かせない
冬のルームシューズは
毎年デザイン豊富とは言っても

これだけロング丈のルームシューズは
ちと珍しいので
まよったら買い!が正解

寒がりでずぼら
それでいて、おうち大好きの私には
心浮き立つ冬アイテムです。




                           Tiiu

2015年10月31日土曜日

パッケージされたスタイル

前に海外のファッションスナップで
好きだということを書きました。

それとは逆に、なんだか
見ていて心がワクワクしない
スナップの特集というのもあるもので

見ていて全く記憶に残らない
同じようなスタイルの羅列 なんかが
それにあたります。

個人的にファッションとは
工夫や創意、迷いや危うさがあるから
面白いと思うのですが

まるで1週間分のコーディネートを
パッケージしてその内の一つを着ているかのような
完璧な隙の無さは
見ている人を退屈に追いやります。

何はともあれ
ファッションでもインテリアでも
映画でも
一番心を動かされるのは
さらけ出された個性をビシビシ感じるスタイルで

多少欠落があるような
スタイルにこそ
むしろ魅力を感じてしまいます。



                        Tiiu

2015年10月28日水曜日

秋のエゾリス

我が家の庭に一年を通して
やってくる常連動物と言えば

クロウタドリにキジバト、そして
隣の松の木に住むエゾリスたち。

珍しいところだと
キツツキのような派手な頭をした鳥や
ハリネズミも一度見たけれど
夜行性なのか、一度きりでした。

さて、気温が下がってからは
ほぼ毎日のようにやってくるエゾリスは
 コミカルで楽しくて

2本足で立ったり
目が合うとギョッとした表情を見せたり
たまに松の実を抱えて走ったり..

朝起きて玄関の扉を開けると
目の前の椰子の木に登るリスが見えたので
 そっと見ないフリをしていたら

木に後ろ足を引っ掛けたまま
体を伸ばして、逃げる準備も万全で
水を飲み続けているので

自分が住人なのに
なんだか邪魔をしたようで
申し訳なくなるのでした。



 

                           Tiiu

2015年10月27日火曜日

線路は続くよ

レトロ感のあるカードやボード
シンプル且つ奥深い楽しみ方が出来る
ドイツゲーム大賞も納得の
Ticket to Ride

このボードゲームの
ヨーロッパ編を手に入れて
何回か対戦するうちに

最初はヨーロッパに住んでいながら
地理関係があやふやだった
東欧やロシア近辺の位置が
はっきりとクリアになるのも面白いのです。

チケットを集めて路線をつなげる..
ただそれだけなのに
頭脳を使って知恵を絞る
駆け引きも満載

見た目のアートワークも
ワクワクするけれど
ヨーロッパを列車で旅するノスタルジックな
気分も味わえる

一粒で2度3度美味しい
 クラシック・ゲームにはまっています。
*日本語バージョンも有り







                              Tiiu

 

 


2015年10月25日日曜日

ミニ多肉寄せ植え

その大半は庭の多肉コーナーに
直植えをして

概ねワイルドに成長中

そして、室内用には3種だけを
ピックアップして
ミニサイズの大きさを活かした
寄せ植えガーデンを作ったところ

これが結構難しく..
1つは2倍位の大きさに成長したのに
他の一つは半分くらいに萎れてしまったのです。

なんというバランスの悪さ!
やはり多肉初心者の力が及ばなかったようで

 今は太陽の恵みを受けるべく
室内から出して療養中

マニセス焼きのマスタード色の鉢が
ずっと使いたくて
室内デコのために買ったけれど

多肉たちはワイルドな環境の方が
嬉しそうに見えるのは
気のせいだろうか。




                                            Tiiu

2015年10月22日木曜日

ベルトの効能

今シーズンのトレンドに見られるような
アンプルでボリューミーなシルエットに
取り入れたいのがベルト使い。

特にデザインにメリハリがないと
服に着られてしまいがちな
小柄体型には大変なお助けアイテムです

今季に関わらず
常に私が愛用しているのは
紐のように細い編みこみベルトと

着物の帯のような形をした
レザーを結ぶタイプの帯ベルト。

帯ベルトは数年前からヨーロッパで
見かけ始めてから
今では定番人気のアイテムになっており

サイズを気にせず買ったり
身に付けたりできるので
ついつい手に取ってしまいます。

今シーズンはフリンジが付いた
スェ-ドレザーのタイプなど
進化系も色々と出ていて
買い足したいなと検討中..

アクセサリー全般に言えることですが
ベルト一つ新調するだけでも
着こなしに新鮮さが生まれるのは
明白で、

服を一つ新調するよりも
ずっと長いスパンで使えるベルトは
モト取れ率の高いアイテムな気がします。




                          Tiiu
 
 

2015年10月21日水曜日

カーテンレールを付けてみる

 ヨーロッパの家と言うのは
わざと扉を排除したような造りが
 往々にして見られ

我が家の寝室一角に備わった
扉のないバスルームには
最初、戸惑ったものです。

何でもかんでもオープンにすることによって
広々と見えるのは、確かなことで

扉なんて無くても
意外に暮らせてしまうもの。

でもやっぱり、冬の寒い時期に
お湯の熱気を逃したくないこともあって
せめてカーテンだけは取り付けることに..

何年も探し続けた好みのレールを
やっと見つけて、手に入れて

石壁にそのレールを
もちろん自分たちで取り付けて
 布生地を測って縫ってみたり

 ヨーロッパの室内いじりは
なかなか面倒で
楽しくもある作業であります。




                                           Tiiu




 
 

2015年10月18日日曜日

偏愛キッチン道具・業務用クロス編

まるでキッチンペーパーのように
クルクルとロール状になった
 ミシン目をちぎって使う
使い捨てのクロスは

業務用として売られているのを
日本でも見たことがあるので
使っている人も多いと想像しますが

使い始めると本当に便利な品物です。

基本は使い捨てなので
決してエコとは言えないけれど

毎回汚れた布巾を洗う
水と洗剤、衛生面を考えると

一枚をトコトン使い込んで
お役御免になったところで
捨てる使い方は気持ちのよいもの。

キッチンのあらゆるスペースや
食卓だって、いつも清潔でいられるという
オマケ付き。

見た目がいかにも、というのが
難点だけど..

だからこそ、ポイと潔く
捨てられてしまうのかもしれません。



                           Tiiu
 

2015年10月16日金曜日

ブラックな気分

ここ数年取り立てて
黒色の服や小物類を買い足したいと
感じたことはなかったのに

今季はどういう訳か、
黒が欲しくて、そわそわしています。

きっと、あまりに黒を買ってなくて
久しぶりに手に入れたいという
単なる気まぐれなのかと..
 そう思ったりするのですが

全身若しくは大部分を
黒で纏ってしまいたいのではなく、

迷ったときに無難な選択としての
ブラック色のベーシックを確保しておきたい、
そんな気持ちなのです。

せっかく手に入れる
久々の黒なのだから
シルク素材とかレザーとか
上質なものがいいなと、あれこれ見ていたら

まるで闇夜のように暗くて
ミステリアスな深いネイビー色を
見つけて、黒を買う気持ちが
少し揺らいでいます。






      
                                                                  Tiiu

2015年10月14日水曜日

白リネンの寝具

愛用していた白いコットン素材の
掛け布団カバーは

洗濯の度に少しずつ
純白にくすみが見られ
日焼けによる変色も目立つし

やはり寝具に白色を使うのは
不経済かもしれない..と
思っていた矢先

偶然見つけたのは
ポルトガルの 真っ白な
リネン100%の掛け布団カバー

麻素材と言ったら
夏のイメージが強かったけど、
 初めてのホワイトリネンは
寝具にこそ相応しく

もともと洗いざらしたような
質感の麻は、洗濯や変色に
細かく気遣わなくても

全部「風合い」と言うニュアンスが勝って
片付けられてしまうのです。

冬の睡眠は
ぬくぬく布団に掛けられた
しなやかなリネンで安泰だろうか。





                           Tiiu

2015年10月13日火曜日

乗っ取るミント

ミントと同じ鉢に
他の植物を植えてはいけないと
知ってはいたけれど

 少し収穫したら
別の場所に植え直そうと
軽い気持ちで隣に撒いた
ディルの種

ところがところが、
あっという間に根を伸ばして
 気づけば乗っ取られていた
ディルの場所

結構な間隔を空けたはずなのに
早かった..

にょきにょき地下に
根を伸ばしていくミントに
ギョッとしながら

植物の生命力に
驚かされるのは、こんなとき..

成長して疎まれるハーブも
あるんです。




                               Tiiu
 

2015年10月11日日曜日

ブローチと巻きスカート

最近見かけた、ある有名な
海外ファッショニスタの写真で

大きなグラフィックな デザインの
ブローチで留められている
ミディ丈の巻きスカートを身に付けていて

巻きスカートもブローチも
大好きなアイテムなのに

意外にもこんな風に使ったことが
ないことに気づき
思わず見入ってしまったのです。

成る程、巻きスカートのサイド部分を
自分好みのブローチで留めると

それだけでオリジナル感が加わって
とても新鮮な雰囲気に。

早速、極普通のキルトピンが付いていた
巻きスカートを引っ張り出して
ブローチに付け替えてみたら
まるで違ったアイテムのよう.. 

しかもトップに付けると大きなブローチの
存在感も控えめにすら
見えたりするのも不思議です。

ブローチといえば、
トップスのお洋服に付けるものという
固定観念が消えたひとときでした。


 
                       
                             Tiiu

  

 


2015年10月9日金曜日

華麗なる祭典

毎年10月のこの時期は
新ワインが出回るということで
各地でワイン特集が組まれます。

自宅近くの、いつもは冴えないスーパーも
この期間は初日から
ワインカタログを手にした人々で
店内は大混雑

我々もこの日のために
食費をいつもより節約して(涙)

目新しいワインのラベルに
目を光らせながら物色するのでした。

そうは言っても、皆が狙うような
コスパの良いモノとなると
 繰り広げられるのは争奪戦..

幸いにもスペインでは
フランスほど複雑且つ当たり外れが大きい
感触は今の所ないので

皆がカートに入れているのは
美味しいのかも?と推理して
ほぼ間違いないと思われます。

ラベルもなかなかアートで
並べて楽しい戦利品

食欲の秋はぶどう酒の香りによって
更に増長されそうな予感です。






  
                                   Tiiu

 

 

2015年10月7日水曜日

緩和するコスメ

顔に塗るクリームや
ボディケアなど
一般的なコスメ用品は

美容のコーナーで
手に入れるものという意識が
年々薄れていき

今では半年に一回
フランスの薬局サイトでまとめ買い、
その間に使い切るという
サイクルが続いています。

フランスの薬局コスメというのは
見た目も薬のような
そっけなくシンプルなパッケージのものが多く

中に入っている成分や
効能をじっくり確かめながら
商品を選ぶことができるというのが
ネット買いの利点で

シワやシミを消すとか
ミーハーなキャッチコピーは少なく
肌を緩和する役目が多い
という点も何だか医療的。

肌が健康でなければ
アンチエイジングコスメも効くはずはなく

そもそもフランス人は
アンチエイジングのコスメをあんまり
信用していないみたいです。

薦められたのは
傷跡や肌の衰えに効くらしい
 Bi-oil(写真右)

何年も変わってなさそうな
パッケージデザインが
フランスらしいです。





                               Tiiu

2015年10月5日月曜日

ジャケット<カーディガン

年を取ると自分に似合わないものが
どんどんと分かってきて、

着る前から諦めてしまうのは
少し悲しいことでもあるけれど

ジャケットの似合うカッコイイ肩
をしていないのがコンプレックスで
アイテムとしては好きなのに
殆ど買わなくなってしまいました。

その代わりマイ定番として君臨し
色んな形と長さを揃えつつあるのが
カーディガン。

ロング丈でもショートでも
ハイゲージもローゲージもあったら
気軽に羽織れてしまう
 このアイテムは

ジャケットに比べてフォーマル感、クラス感は
格段に劣り、カジュアル感
極まりないイメージですが

幸いにも昨今は色々なタイプが登場し
カーデ愛好家としては
選択肢が増えたことを実感中..

何より嬉しいのは
大好きなストールとの相性が抜群!
というのが、やはりマイ定番たる所以です。


    
                                                                   Tiiu


2015年10月4日日曜日

偏愛キッチン道具・チーズの道具

フランスに住んでいた頃、
クリスマスのギフト用に
チーズの詰め合わせが
美しい籠とラッピングに包まれて

スーパーやら食料品雑貨店などで
それは美味しそうに並んでおり

そのチーズと共におまけみたいに
入っていたのが
チーズカッター用の小さな道具。
 
ワインにはオープナーが
ビールにはビールグラスが
オマケに付いているのは
ちょいちょい見かけるけれど、

所詮はオマケの
イメージを拭えないのに対して

チーズの道具たちは
意外にもその後何年も
使い続けていて
おまけで手に入れていたことを忘れてしまうほど。

チーズが世界一美味しい国ならではの
懐の深さの現れか
クリスマスのご機嫌なサービスか..

とにかくこの道具を
今でも使いフランスの臭いチーズに
思いを馳せるのでした。



                             Tiiu

2015年10月2日金曜日

黄色い宝石

ここに住んでいて本当に良かった
と、思えることの一つに値するのが
熟れごろマンゴーに酔いしれるとき。

スペインでは年中売っている
マンゴーですが
よく見ると輸入ものも少なくなく、

スペイン産の瑞々しい食感の
濃厚なあの味は、

ブラジル産やペルー産のものとは
一線を画している気がします。

やはり国産ものは新鮮で
皮に切り込みを入れた瞬間に
湧き出る芳香も
輸入物とは比べ物にならない!

限りある旬の時期の食べ物は
味も食感も最強なのだろうか。

そういえば、
日本から毎年誰かが遊びに来るのに
この時期に当ったことがないのは
悔やまれます。




                              Tiiu

2015年9月30日水曜日

スタンダードなバックパック

EASTPAKのバックバックが欲しいな、と
ふと口に出したのが
うちの人から伝わったらしく

誕生日にフランスのママから
贈られた
そのバックパックは

まさに欲しかった普通じゃない
デザインの品物で
 開けてみて小躍りするサプライズでした。

メインはショコラブラウンなのだけど
サイドの部分が
スコットランドの伝統的な
タータンチェック模様になっており

スタンダードなのに
はっきりとした個性が感じられる
という部分が奥ゆかしい。

フランスの学生は
かなりの割合で、このEASTPAK社
バックを持って通学しているらしく

皆ぼろぼろのクタクタになるまで
使い込んでいるのを
よく見かけていたような..
 
新品の使い始めはちょっと気恥ずかしいけど、
学生みたいに新鮮な気持ちで
 使い始めたい
スタンダードアイテムです。
 
 
 
 
                                    Tiiu