2015年6月30日火曜日

アーモンドオイル美容

オイル美容と言えば
元々吹き出物の出やすい私は
避けてきたコスメだったのに

日本よりずっと乾燥する地域に
住み始めた影響か
年齢を重ねて乾燥しやすくなったのか

今では、こっくりオイルが
一番自分にしっくり来ているのです、
熱気で汗ばむ夏の日でさえも。

 中でもヘビロテのお助け品は
ナチュラルなアーモンドスイートオイル。

アルガンやローズ系もいいけど
アーモンドが一番惜しみなく使えて
優しいテクスチャーが良い感じ。

 顔、体、髪のどれに刷り込んでも
 何ら影響はなく潤うし
吹き出物が出そうなベタベタ感もナシ。

マッサージしながら使えるところも
オイル美容のいい所で
実はオイルよりマッサージの方が
効果があったりするのかも..

とにかくオイルを使った美容は
年を重ねたなぁという
感慨深いものでもあるのです。




                                                                                                       Tiiu

2015年6月28日日曜日

真夏の夜の衣

生来の布好きなこともあり
ついつい素敵な布モノを見つけると
コレクトしてしまう癖がある私。

ベットカバーやテーブルクロス
キッチンクロスなどなど
インテリア系の布モノを集めて
眺めるのも愉快ですが

夏の夜に多くの時間を着て過ごす
ルームウェアを少しづつ
増やしていくのも楽しみの一つ。

冬に比べて夏の良いところは
まず大好きなコットン素材が多いところ。

あとは、少ない予算であれこれ
集められるのもナイスです。

スペイン映画「ミツバチのささやき」で
主人公の女の子と姉妹が
着ていたコットンの真っ白なナイトウェアが
イメージ的には、一番のべーシック。

白のナイトウェアを基本に
一つず揃えていけば
 次に欲しいデザインが次々と
クリアになっていきました。

他人には殆ど見せないルームウェアに
アイロンをかけるのも、
また密かに贅沢な時間です。




                                                                                                                      Tiiu

2015年6月27日土曜日

白いサングリア

気温が30℃を超えたら
食卓に並ぶのは俄然、白ワイン。

買い物に行くと、いつも私は
お酒コーナーに引き寄せられる、、と
家族に呆れられながらも

お買い得の白ワインのラベルを
チェックするのが楽しみでなりません。

 色んな種類を試してみたくなる性質なので
当然失敗も数をこなしつつ

駄目だったワインは
季節のフルーツをたっぷり詰め込んで
白いサングリアで復活!

 スイカを一玉買ってみたけど
切って食べたら甘くなかった・・
そんな失敗品のフルーツなんかも
白サングリアには大歓迎。

グレープフルーツ
庭に群生し過ぎたお化けミント
黄桃、洋ナシ、などなど
残りものフルーツ達と

 前に書いた修道院の蜂蜜を溶かして
冷蔵庫で数時間漬け込むと
飲み過ぎ注意のホワイト・サングリア
あっという間に出来上がりです。



                                                                           

                                                                                             Tiiu

2015年6月26日金曜日

修道院の職人技

ヨーロッパでは昔から
修道女や修道士をテーマにした映画があり
その独特の光と影

無駄をそぎ落とした素朴な修道院の
インテリアや冷やかな石造りの佇まいなど
普通の映画とは違った雰囲気が楽しめるので
好んで見ていました。

映画を見ていると、しばしば描かれるのが
修道士たちが自分たちの敷地内で手作りする
ワインやジャム、蜂蜜などの製造光景。

職人を思わせるような手つきで
次々と作られる美味しそうな保存食や工芸品は
街で売られている商品とは
一味違った空気を纏い、

家に持ち帰り、置いたり食してみたいと
思わせる風貌があるのでした。

蜂蜜や焼き菓子、ワインなど
修道院で作られた物産はパッケージも素朴で
商売気がなく
手作りの優しさが伝わってくるような安心感。

スペインで旅のお土産にまよったら
修道院のお菓子、と決めています。



                                         Tiiu

2015年6月25日木曜日

フランス人の服


「フランス人は服を10着しか持たない」
と言う本がベストセラーらしいです。
私は読んだことがありませんが、それを聞いて

以前、フランスのドキュメンタリーで
「フランス製の商品しか買わないで生活したらどうなるか?」
という趣旨の 番組をやっていて
それがとても興味深かったのを思い出しました。

そのフランス人は毎日フランス製の
Armor lux(アルモーリュックス)社のボーダーシャツを着て、
(それ位しか手頃なフランス製の服が見つからなかった。。)

  ワインや食べ物に関しては贅沢に何でも見つかるのだけど、

洗濯機はフランスで何件もの電気屋を周っても
中国製やアジア諸国製のものしか見つからなかったので
結局は手洗いして洗濯する羽目に。

フランスらしいアイロニーに満ちた企画で
10着しか持たない服で満足する人に似た
揺ぎ無さのような信念を感じてしまった。

一昔前までは、何でもフランス製で手に入るのが
当たり前だったのに、
今ではフランス製のモノを探すのは
宝探しのように難しい。

私の伴侶もフランス人なので
時々くたびれた昔の服のラベルに
fabriqué en France(フランス製)
の表示を見つけると、ノスタルジーな気分になっています。

もちろん、実際は多くのフランス人でも
不要な服を持ちすぎている訳で、彼もその一人ですが
棄てられない性分のせいで
稀に過去のフランス製の名残が出てくるのでした。





                                           Tiiu





2015年6月24日水曜日

ダサカッコいい

今年の全仏オープンテニスで
スイス人のスタニスラス・ワウリンカ選手が
決勝でジョコビッチを撃破し優勝した出来事は
テニスファンの記憶に新しいところ。

決勝戦はファイナルにふさわしい熱戦で
テニスファンとして大いに楽しませてもらったのだけど
プレーとは別のところでメディアでも報道されていた
ワウリンカのユニフォーム。

あのチェックのハーフパンツはいただけない、
見た瞬間「ダサッ」と声に出てしまった 。
プレーとは関係ないと言われたらそれまでなのですが
テニスのユニフォームは、お洒落度が高い人が多いのです。

何だかパジャマのような、
テーブルクロスみたいな、どっちつかずのデザインが
妙にファンシーに見えてしまった。

しなやかな片手バックハンドを武器に
スーパープレイ を連発して
王者ジョコビッチを追い込み優勝を手にしたワウリンカ。

ところが 優勝カップを手にした途端
彼のチェックのパンツが一転
ダサカッコ良く見えたのです。

しかも「ダサカッコいい」の方が
ただのカッコいいより含蓄があって素敵な響きではないか!

勝者の笑みには
ダサいをカッコいいに変える力があるのだろうか。

早速、眠っていたグレンチェックのハーフパンツを
自分のクローゼットから出して着てみて、
「ワウリンカ」と呟いてみたのでした。



                                      Tiiu

2015年6月23日火曜日

女は赤である

小さい頃に好きで良く着ていた服に
ハイジが着ていたような赤のワンピースがあり、
日焼けしたお転婆娘にとって
赤のワンピースは、初めて好きになった服。

やがて周りの人と同化していたい年頃になると
だんだん赤は着なくなり
グレーや黒、ネイビーなどが
たちまちクールに思えてくるのでした。

そして次に赤に憧れたのは
20歳前後に見たゴダールの映画や
「 トリコロール/赤の愛」
「パリ、テキサス」「髪結いの亭主」など
赤が効果的に使われているヨーロッパ映画に影響を受けたとき。

こんな風に着る赤があるんだと
素直に衝撃を受けたけど
やっぱり赤に袖を通すのは気恥ずかしい。

たまに着てみると
「あら、どうしたの?」といった
視線が突き刺さるような気がするのです。

それからフランスに数年住んでから
スペインに移り、、
ようやく赤が着られる心境になりました。

 皆が赤を着るぞーという感じでなく
赤を着ている。
赤を着ていても浮くことが無い環境で
 久しぶりに赤を着てみると
エネルギーが沸々湧いてくるようなのでした。




                                               Tiiu