2016年4月30日土曜日

サボテンと和菓子

多肉植物、サボテンを長く
育てていると、ふいに可憐な花を
咲かせてるのを発見しては
キュンと胸が高鳴ります。

あるサボテンは長ーーい茎を伸ばして
釣鐘のような花を
階段状に咲かせるし

アロエの花はこのように
オレンジ色の塔のように真っ直ぐと
した茎にギザギザと蕾をつけたり


刺々しいサボテンは
普段はハードボイルドで
花などとは縁が無さそうに見えるのに

忘れた頃に
ファンキーな色の花を付けるのです。

乾いたサボテンの表面に
張り付いたように咲く花は
人工的に見えるせいで

何だかガラスのショーケースの
中にある色とりどりの和菓子に
見えたりして..

ちょっと郷愁をそそる
サボテンの可憐な開花です。



                  Tiiu

2016年4月28日木曜日

偏愛キッチン道具・ココット

若かりし学生だった頃、
初めてのフランス・パリ旅行で
見るもの全てが新鮮だった20年ほど昔

何気なく入ったスーパーでも
小さな雑貨屋さんなどでも
見かけていた
小さな小さなココット容器

この奥ゆかしい陶器の存在感が
たまらなくフランスっぽく思えて
思わずいくつか買い帰った記憶がありますが..

イマイチ使い道が思い浮かばず
ずっと食器棚の奥に眠っていたような。

今では日本でもどこでも手に入る位
身近になっているココットは
フレンチなビストロのイメージです。

20年前から今でも定番の
老舗メーカーEmile Henry
のココット容器は丈夫で長持ちするし
プライスも含めて可愛らしい。

ガラス製や蓋が付いた小鍋タイプの
ココットなども出てきたりして
ギフトとしても定番の品

フランスではココット料理に
特化したレシピ本もあるくらい
一般的なココットを使ったおもてなし、
デザートからおつまみ全般に使えるのも便利です。




                Tiiu

2016年4月26日火曜日

最近のジーンズ離れ

20代や30代の前半
あんなに大好きで
かなりの頻度で投入したジーンズなのに

40代まであと半年という、
ここにきて何やらジーンズから
遠ざかったように感じています。

あんまり認めたくないですが
年のせいによる
ジーンズ離れではなかろうか、

などと考えたりもしたけれど
デニムを身につけたいという気持ちは
まだまだ結構あって、

これはデニムに合いそうだとか
想像をすることはしばしば..

だけどだけど、
いざデニムパンツをはくと
なんだか重い、硬い、心地よくないと
履き替えてしまうのは
体がダラケきったせいなのかも、、

しかも今の時代は
軽くて肌に優しいミラクルな布素材が
急速に進化しつつあることだし

そういう素材に慣らされてしまうと
デニムにごわつきを感じるのも
致しかたないような..

自然な流れで
はきたい気持ちが回帰するではないかと
密かに待っているところです。




                       Tiiu

2016年4月24日日曜日

たまにはシードル

食事と一緒に飲むには
少々甘すぎるので
しばし、その存在を忘れていた

リンゴの発泡酒シードル。

スペインではシードラとして
どこのスーパーでも1種類は見かける程で
忘れた頃に久々に
キンと冷やしたものを飲むと

何だか新鮮で
これはこれで、楽しめるのです。

 フランスでは、そば粉のクレープとの
相性が良いとされており
クレープと言えば、シードルが一般的。

他にも相性が良い料理があるのでは
ないか、と考えてみたら

 ほんのり甘さの残る
チキンのプルーン煮込みにも
シードルが良く合うことを発見..

夏はビールと白ワインがメイン
でもちょっとした変化球に
シードルもいい感じ、
何よりお財布に優しい庶民の味方なのです。




                       Tiiu

2016年4月22日金曜日

日焼け止め救世主

地中海岸の強い日差しを浴びて
もう数年..

未だに毎年頭を悩ますのが
今年はどのメーカーの
日焼け止めクリームをチョイスするか
という問題です。

紫外線をブロックする効果は
 どこでも大して変わらない
という印象を持っているけれど

日焼け止めが肌にかかる負担、
塗ってからの肌のパサツキは
いただけないので

今年は日本のファッション誌サイトで
オススメされていた日焼け止め
 
La Roche Posay Anthelios XL BB Crème 
をフランス薬局で指名買い、
日本の公式サイトでも同じ商品ありました。

これは日焼け止め独特の臭いが少なく
下地クリームの役割が強め。

何よりもしっとり感が
乾燥するヨーロッパの気候に
マッチするのが嬉しい
久しぶりにリピートしたいコスメ登場です。

                            Tiiu

2016年4月20日水曜日

バグダッドカフェの布


ずっと変えたいと思っていた
野暮ったい茶色のソファカバーで
間に合わせていた
太陽光が降り注ぐスペース。

春の到来とともに
フランスの家族から譲り受けた
素朴な刺繍と隅にフリンジが入った
布カバーはイメージにピッタリで

砂漠とサボテンが続く
ウエスタンな光景を思い浮かべたら
久しぶりに映画「バグダッドカフェ」
を見たくなったりして..

昔はウエスタンな衣装も
インテリアも全然興味がなかったのに

サボテンを植えたり、
乾燥気味な気候に住んでいるせいか、
それとも単なる年を経た
趣向の変化かもしれないけれど

こういう土っぽくて埃っぽい
テイストにはワクワクします。

ソファにかけた布1枚だけで
お部屋全体の空気が入れ替わった
イメージチェンジ。

布一枚の存在感と
使い込んだ生地の味わいは
やはり侮れないものでした。






                         
                        Tiiu


2016年4月18日月曜日

一味違う?!中欧のビール

昼間は汗ばむほどの陽気で
だんだんとビールの頻度が
増えてくるこの季節

スペインやフランスのビールも
種類が少ない訳ではないのに

スーパーやデパートの中で
世界のビールフェアを見かけると
無性に飲みたくなってしまうのが

中欧=ヨーロッパの内陸の国々
 のビールたち。

チェコや、ドイツ、オーストリアなど
ビールが自慢の国々からやってきた 
麦酒の数々はコクがあって
泡も何だかクリーミー

これを飲んでしまうと
スペインでいつも飲むビールが
水っぽく感じられてしまうことも..

ドイツやチェコの濃厚で
苦味も炭酸も強めなビールを飲むなら
クセの強いチーズや干物などで
ゆっくり飲まないと勿体無いような、、

ワインは西欧諸国に敵わない替わりに
ビールは中欧が優秀と
認めざるを得ないのです。


      
                        Tiiu


2016年4月16日土曜日

初夏のエスニック

エスニックデザインと言えば
この春夏は特別に
バックや靴のデザインで
豊富に見かけます。

大まかにはトライバル、
エスニックなテイストでも

例えばインド風エスニックであったり
中東、南米、アフリカなどなど
色んなタイプのエスニックデザインを
発見するのも面白いのです。

全体的に使うと
重くなるエスニックデザインも
随所随所で取り入れると

グッと洗練されて見えるのは
各国のファッショニスタが立証済みで

ファッション誌ブロガーやジャーナリスト
のスナップを見ていると、
エスニックデザインをポイントに取り入れた
コーディネートはかなり秀逸。

ゆるーい感じの雰囲気なのに
何やら不思議に素敵で
手が込んで見えるのは

各国の民族衣装のエッセンスを
取り入れたデザインが
緻密で繊細、それでいて温もりが感じられる
からなのかもしれません。

                  Tiiu

2016年4月13日水曜日

布フェチの戦利品

雑貨のカテゴリーも幅広く
食器に文具、収納系、、などなど
 色々な分野がありますが

その中でも昔から一等に
購買欲をそそられるのが、
ファブリック系の雑貨たち。

 キッチン系でもリネン系(寝具)でも
どんな用途に使うモノであれ
布モノ雑貨を眺めるのは楽しくて

綿や麻素材は洗濯や使い込みによって
風合いが少しずつ変わって行き
色褪せていく経緯も
たまらないのです。

そんな布ずきのハートをつかまれて
久々に手に入れたのが
ベットのマットレスカバー、

マットレスを覆う布なんて
外からは全く見えないし
今まで無地しか買ったことがなかったけれど

心憎い素朴なプリント柄が
初めから色褪せたような薄い色合いで
 ノスタルジック。

寝る前にはじっくり
下地を眺めて、
いい夢を見たいです。




                           Tiiu


2016年4月10日日曜日

イチゴ便り

スペインではイチゴの旬が
ピークを過ぎて、
どこでもワンサカ手に入る季節が
続いていますが

 ここスペインで一番手に入り易い大きな苺は
日本やフランスのそれに比べて
大きさだけでなく味も大味

中がぽっかり空洞だったり、
味気ない甘みだったりするので

お隣のフランスから持ってきた
イチゴの苗を自家栽培して
2年目の今年

ようやくキュートな実を付ける
姿を拝めるようになりました。

原産地のフランスではまだまだ
寒くて陽光が足りないせいか
花も咲いていないらしいのですが..

地中海岸の豊富な日光量と
暖かさの恩恵を授かり
我が家の庭では真っ赤な実が既に2個

形は悪くても
自分に取っては価値のある、
収穫の一歩、
これからの手ごたえを感じるのでした。




                       Tiiu



2016年4月8日金曜日

偏愛キッチン道具・キャニスター

中に入っている美味しそうな
焼き菓子の類が見える
透明なガラス製のキャニスター瓶は

キッチンのカウンターや
食卓、時にはソファのサイドテーブル
なんかに置いてあっても

ついつい蓋を取って
つまんでしまいたくなる
衝動に駆られます。

中のお菓子が手作りや高級である
必要は全くなく
スーパーなど市販のお菓子で十分、

中が透けて見える故に
 お菓子に手が伸びる頻度が
上がってしまうけれど

箱や袋の食べかけにしておくよりも
ずっと湿気を守り
美味しさをキープしてくれるという意味でも
優秀なキッチン雑貨。

もう一つ、二つ、
手に入れておきたくなる
アイテムです。




                              Tiiu



2016年4月6日水曜日

異彩を放つ極楽鳥花

1年に1.2回程度、
それも我が庭においては
数個の蕾しか咲かせない極楽鳥花は

一輪咲かせただけでも
奇妙な存在感で
庭に異彩を放つ
トロピカルな植物です。

パープルとオレンジ色
の組み合わせだけでも十分
派手なのに、
  あの斬新な形が生き物のよう

商業施設やロータリーの植え込みに
極楽鳥花がタワワに咲いている
のを見かけることがありますが

おびただしい数になると
キレイを通り越して
迫力満点、お腹いっぱいなのです..

やはり群生の満開で美しいのは桜や梅
我が家で言うと、ラベンダーみたいに
小さくて素朴な花弁をつけるもの

  派手な植物の花は1輪程度が良いです。

あっさりな美しさに安らぎを感じる
自分に気づき始めました。 


                         Tiiu

2016年4月4日月曜日

オーガニックカラーは地球色

この春夏のトレンドとして
しばしば囁かれつつあるのが
オーガニックカラーというキーワード。

カーキやアイボリー、マスタードなど
自然界から切り取ったような
ナチュラルムード漂う色の総称ですが

個人的にはオーガニックカラー
という呼び名よりも
アースカラーという括り方のほうが
しっくりきます。

地球上の自然界の中には
無数に色が存在するので
アースカラーと言っても何処までを
指すのか難しい所ではありますが...

どこか曖昧さの残るような
ニュアンスが
らしいかなと、捉えています。

中でも気になっている色が
マスタード色よりも少しスパイシー度が
上がる、ターメリック・イエローや

赤とレンガ色、ブラウンの合間のような
くすんだボルドー色

一言で言い表せない色が
何とも自然色らしくて
奥ゆかしい、

 例えば夏に着る黒は、
真っ黒でなくて
炭がかすれたような
墨色が断然気分なのです。




                                              Tiiu

2016年4月2日土曜日

ムースタオル・ローブ

普段の日常生活に
無くても全然支障はないのに
ずっと欲しくてたまらなかった

ムースタオル地のバスローブを
偶然にも手に入れる
機会に恵まれました。

ふんわりムースのようなコットンタオルの
フカフカのボリューム感が
お風呂上りの体をすっぽり包む

バスローブの類なのですが
お部屋でリラックスする為の
部屋着ガウンとは違って

お風呂上りに部屋着へ着替えるまでの
たった5分程度しか着ないという
実用性のなさ..

それでもたった5分の
ムースタオル時間が体を暖め
保温効果は抜群

これを使うようになってから
バスルームの暖房もバスタオルすら
不要に感じてしまう位なのです。

そういう意味では
この投資は結構エコなのかも?

フランス人家庭の浴室では
大変よく見かけるバスローブ
実は節約精神の賜物だとしても
もはや驚きはありません。



 
                                                        Tiiu