2017年2月28日火曜日

偏愛、細長クロス

一概にテーブルクロス
と言っても、のっぺりと全体を覆う
大きなクロスよりも

テーブルの中央部分に
どどーんと道のようなラインを作る
 センタークロスの類に
惹かれてしまいます。

ヨーロッパのホテルなどには、
同じような細長いクロスが
ベッドの先端にかかっていたりしますが

あれもテーブルランナーと
同じく、存在感があって
実用性は不明だけれども、

いかにもベッドメイキングしたての
爽やかさがあり、
パッと見た目はいい感じです。

細長クロスの良い所は
圧迫感がなくて、下が木目材質であれ
ガラス質であっても
組み合わせが楽しく

わりと派手な色柄を使っても
下地がシンプルであれば、冒険できてしまう所。

同じことがそのまま
ファッションのストールにも言えるかも..

細長クロスの使い道は
まだまだ広がっていきます。



                            Tiiu

2017年2月26日日曜日

カフェとベストカップル

日本みたいに豊富な種類がなくて
いつ見ても、似たり寄ったり、
少々マンネリ気味の

スペインで見かける
お菓子事情。

これはスーパーやデパートでも、
ケーキ屋にも言える事で、
流行のスイーツなんて言葉も
聞いたことがないのです。

しかし良く言えば
美味しいお菓子は、いつだって
そこにあるし、廃れない..

 さて、数少ないスペイン菓子の一つで
個人的に偏愛しているのが

 アーモンドが濃厚に練り込まれた
カリカリッと香ばしい
Rosegonと言う焼き菓子。

そんなに頻繁に見かけないので
見つけたら、即買い、
これがすこぶるカフェに合うのです。

主張の少ない地味な味が
コーヒーの香りを引き立てた
ベストカップル。

カフェ文化の長い国ならでは、
の素朴なお菓子です。



             Tiiu

2017年2月24日金曜日

ピンク色ソムリエ

2017年の春夏はピンク色が
もてはやされています。

どこを見てもピンクをイチ押し
魅力的で多彩な色が
ここぞ!とばかりに並び、

 たまに自分好みのピンク色が
目に飛び込んでくると
ドキッとしてしまう程。

ところが、個人的には
ピンク色は敷居が高い部類の色で
似合う色がかなり狭いのです..

まず、薄いベビーピンクの類は
全く似合わず、顔写りは最悪、
サーモンピンクもかなり濃い目でないと似合わなく、

何とか、いけるのが
濃い目のチェリーピンクと
くすんだオールドローズ、位のもの。

こんなに明度で見え方の違う
ピンクは、服で気軽に手を出すことが難しく
失敗も怖いので、

自分にピッタリのピンクを教えてくれる
ピンクソムリエがいたらなぁ
 などと、密かに思ったりして、

そこまでして、
今シーズンはピンクを着たい気分です。



              Tiiu

2017年2月22日水曜日

ゆるふわ雑貨

ゆるいキャラクターや、
ゆるいファッションがあるのと
同じように、

雑貨やインテリアにおいても
ゆるーい世界観、
スペースがあると思うし、
そういう空間にそそられます。

先日手に取った途端、
突発的に買い物をして
家に持ち帰りたくなったのが、

立体的な紙のアート
クラフト感溢れるデザインで
作られた、羊の置物。

ヘタウマで、無表情な
羊の顔や、どこかアンバランスな
全体の感じが愛おしく、

 実際にデジタル時計の横に
置くだけで、ふんわりと、
そこはかとない存在感に
まったり、ゆったり、癒されます。

 全く実用的ではないけれど
あったら嬉しいもの、

そんなゆるふわ雑貨を見ると
元気が湧いてくるのが不思議です。


                Tiiu

2017年2月20日月曜日

春の陽だまり

ここの所、昼間の陽気は
春を感じさせるような
太陽の光で、

家の中よりも暖かく
熱を帯びた庭に出て、
日光浴が気持ちの良い季節です。

庭に座って空を見上げると
真っ青な色が
春以降のそれに違いなく、

やって来る鳥の種類も
何となく、増えてきたような..

この場所に住んでから、
数え切れない程、多種多様の鳥が
やって来るものだから、

今まで見てきた自分の知る
鳥の世界が、何て狭かったのだろう
と、思うほど。

スイカみたいな縞の入った
体全体が、ま緑色の小鳥や
頬紅みたいに頬がピンクの鳥、
お尻がオレンジ色の鳥。

経った数分庭に出ただけで
遭遇するくらいだから、
実際はもっといるのかも、

絵本から飛び出してきたような
リアルな鳥の色柄に
はまりつつあります。



                 Tiiu

2017年2月18日土曜日

レザーのお手入れ

あんまり着る機会のない
レザージャケットに限って
手がかかるのは皮肉なもので、

毎年、クローゼットから
取り出す度に、レザーの表面が
乾燥して、カサカサひび割れ寸前、

取り出すと、クリームを塗って
また戻したら、
次に着るときは、もうカサつき状態。

靴やバック、他のレザーアイテムは
こんなに手がかかったことは
ないのだけど、

あんまり着ないせいからか、
レザーがしなびていく感じが
何とも見ていて切ないです。

いっそ、このままお手入れ放棄で
ワイルドに着てしまおうか、
とも考えたけど、

そこまでの勇気と自信も出ず
思いあぐねていると、

ダスキン風のクロスに
ハンドクリームを付けて表面に塗ると
結構お手軽に、
革が滑らかになることを発見。

 あとはとにかく、
頻繁に着る、
これも一つの対処法かも、です。


                              Tiiu


2017年2月15日水曜日

朝時間の使い方

朝起きてからお昼まで
せわしない時間帯を
どうやり繰りして過ごすのか、

そういうコンテンツを
時々見かけたりしますが、

それがタイムスケジュールを
自分で決めているような
フリーで仕事をしている人だったりすると

ついつい見入ってしまいます。

というのも、自分は朝時間の
使い方が、とっても未熟だから
常に暗中模索している状態なので、

 効率よく時間を
操って過ごす人を見ると
いいなと、真似たくなるし
実際、目からウロコな情報もあるのです..

さて、朝時間の使い方が
上手な人に共通しているのが、
隙間時間の充実、

仕事を詰め込みすぎない
ゆとりを持っていること。

自分に甘すぎてもいけないし
厳しすぎると、長続きしない..

その辺の帳尻を上手く合わせて
自分の生活リズムを理想に持っていくのって
至難の業、と思えるのです。
 
しかし、朝のテンポが良いと、
午後からはリラックスして臨めるので
その日の先手を取ったと言えるかも、

朝時間の力は偉大なり。



                    Tiiu



2017年2月13日月曜日

バレンタインの歴史

2月14日のバレンタインの起源は
ローマ帝国時代まで
遡るらしく、

現代における習慣は
世界各国において
少しずつ異なるのだとか..

個人的には、
日本と、フランス、スペインの
3カ国の事情しか
詳しくは知らないのですが、

アメリカドラマ「Mad Men」を、
見ていると、60年代での米国では

男性が女性パートナーに
花束やメッセージカードを
贈る習慣であったことらしいことが、判明。

さて、こちら西ヨーロッパでは
私の知る限りで、

小さな贈り物を贈るか
レストランで食事をする
という、カップルが多いような印象です。

個人的には
花より、レストラン希望派なので、
西ヨーロッパの習慣で一安心、

レストランは男性側がもてなすので、
女性の私は日本の習慣に習って
お菓子をお返しにプレゼント。

この日仏流、合理的な習慣で
バレンタインが1年で
特に楽しみな行事になりました。



                Tiiu

2017年2月11日土曜日

BIOの雑穀ブーム

よく見ると、小鳥の餌のようで
実際、鳥の餌と変わらない..

フランスでは数年前からブームが
続いている
ヘルシー、オーガニック食材の
キヌア。

シリアル、グラノーラに入って
いそうな感じの
大麦。

そば粉の元となっているらしく、
実として食べると香ばしくて
意外に美味しい
蕎麦の実。

どれもBIO(オーガニック)コーナーで
最近手軽に手に入るように
なった食材で、

色、形、食感が独特で
サラダに混ぜたり、お粥にしたり
こんがりと、彩りも豊か、

米とパンに飽きたら、、
又は、重い食事や飲み会の翌日にも
軽くてあっさり、が嬉しい雑穀類。

あまりに食べると
本当に鳥気分になるので
ほどほどがブームを続かせる秘訣です。




                     Tiiu





2017年2月9日木曜日

蝋燭立ての使い道

ヨーロッパでアンティーク雑貨の
お店を覗くと、
しばしば見かける蝋燭立て。

 蝋燭を使う機会が滅多にないので
手に入れても
実用性は極めて低いのに

心惹かれる何かがあるのか、
大好きな教会の雰囲気を
感じるのか、

これまでにいくつか手に入れては、
蝋燭を立てることが無いまま
我が家に飾られている、
キャンドルホルダー。

ただ一つ、シンプルな
丸い形が繰りぬかれただけの
灰皿みたいなキャンドルホルダーは、

キャンドルを入れずに
水を入れ、アロマオイルを垂らして
香り効果に役に立っており

重い石で出来ているので
ペーパーウェイトとしての役割も..

それにしても、
蝋燭立て、ペーパーウェイトも然り

現代で使う人は減ったのに
昔は当たり前のように机にあったと
想像してみると、浪漫です。

                Tiiu

2017年2月7日火曜日

シャツかTシャツか、

冬の間、コートの下は
殆どの場合ニットを着ているので
迷い無く、着るモノを選んだり、

冬のトップを買うときには
一直線にニットを
探す行動に出られるけれど、

毎年、春になると
色々な選択肢に悩まされます。

気温が不安定でコロコロ変わる
というのも難点だけど

シャツ、ブラウスか、袖の長いTシャツか
はたまた薄手のニット、カットソーか..

いっそ、春物はシャツしかない
とか、にしてくれたら、簡単なのに。

  服飾の世界は奥深く
未開ゾーンだらけです..

決めた服がしっくりこないで
着替えなおしてしまうのも
圧倒的、春に多し、

殆ど着ないで眠っている服も
春服に多し、、

それでもやっぱり
春が待ち遠しいです。




               Tiiu

2017年2月5日日曜日

オレンジ並木

スペインのバレンシア地方と言えば
真っ先にオレンジを思い浮かべる
人がとても多いと思うのですが、

その期待を裏切らず、
本当にオレンジが最高に美味しく

とりわけ、実が旬になり始めてから
今に至るこの季節は、

 栽培用のオレンジ畑だけでなく、

街路樹にも沢山植えられた
オレンジの木に果実が
タワワに実って

灯が付いたように
明るく街を照らすのです。

住みはじめた頃は
クリスマスのイルミネーションより
ナチュラルなオレンジ並木に
うっとり見入ってしまったほど..

 比較的、似たような街並の
スペインの中都市ですが、

オレンジ並木が、この街を
色濃く特徴付けている気がします。


            Tiiu

2017年2月3日金曜日

フランス版チーズの祭典

スペインとフランス、
距離的には近くて
似た所も少なくないけれど、

2国の間には大きく異なった文化や習慣が
存在することも、また事実。

その中の一つに
チーズの種類がありまして、

スペインでは意外にも
フランス独特のウォッシュタイプが
手に入りにくく

チーズにおける香りの
バリエーションが少なめ...

フランス産のチーズは専門店や
デパートに行けば
何なく手に入りますが

年に数回やってくる
小さなご近所スーパーでの
フランスフェアの品揃えも
なかなかのもの。
 
毎回楽しみにして、
つい欲張って、あれこれ買い込み
冷蔵庫の棚一つ分がチーズでいっぱい、、

 チーズの賞味期限が
早くなくて、良かった、

と、安心して
少しずつ消費しながら
ワインの進む晩餐が続くのです。



                  Tiiu

2017年2月1日水曜日

偏愛キッチン道具・キッチンバサミ

ヨーロッパ生活での
日々の料理、台所での仕度
そんな時に必ずと言っていいほど
 登場するのが、

日本から持ってきた
切れ味の良いキッチンばさみ。

日本で譲り受けた物なのに
意外にも、ヨーロッパでの活躍が
とりわけ、めざましく

料理をする日に使わない時は
ないかもしれない..ほど。

数種類のハーブをまとめて
刻んだり、

魚をさばく時に
ヒレを切り取ったり、

包丁とハサミの両用使いだと
作業がよりスムーズに運ぶ
気がするのです。

 包丁のように肩肘を張って
使わないハサミのメリットは、
ふんわりと具材を扱えること。

 チョキチョキと、途切れることなく
綺麗に刻まれる音も
テンポ良く、心地よく響きます。



         Tiiu