2017年9月29日金曜日

ラベルでも楽しむ秋ワイン

毎年この季節になると
収穫祭のようなワインフェアを
目にする機会が多くなり、

いつも買えないワインを
限定でお得に手に入れられる
絶好の機会ということで

余程の用事が無い限りは
早起きして、カタログに印を付けて
朝一番にお店に足を運ぶのです。

ワインがそこそこ好きなくせに
全く詳しくはないので

カタログに点数とか銘柄、
葡萄の種類や合う料理、
アロマなどが記載されているのは、ありがたく

それに加えて、惹かれた
ビジュアルのラベルの1本を選ぶのは
まさにワクワク、

昨年と全く同じ銘柄のワインでも
年によって、味が変わることがある
ワインの世界。

日常に飲めるような
お手頃価格ばかりでは
あるけれど、

見たことないラベルの
ワイン選びは
ちょっとしたギャンブル気分です。





                                 Tiiu

2017年9月27日水曜日

次のトレンチは、ステンカラーかフード付き

トレンチコートといえば、
春か秋の短い期間
寒さがそれ程厳しくない
あっという間に過ぎ去る季節に羽織る物

という印象がありますが、

そのオーセンティックなデザインと
普遍性ゆえに
一枚買うと、長年愛用できる
という利点があります。

ところが昨今のアンプルシルエット、
ゆったりフォルムのアイテムに
合わせることを考えると、

襟、肩や胸元に
余計な装飾をそぎ落とした
 超シンプルなデザインが理想的。

そうでないと、特に小柄な自分などは
もったり、くどい印象に
なりかねないと思うからです。

そういう意味で、次に買うなら
と、目をつけているのが、久々に見かける
 ワンボタン(ボタンが隠れているのも良い)
のステンカラーコートか、

やはりボタンの目立たない
すっきりとした
トレンチ素材のフード付きコート。

私の住む地では、ひと冬を
トレンチコートで切り抜けられるほど
活躍期間が長いので、
じっくりと長期戦で探しても不足はないのです。




                      Tiiu

2017年9月25日月曜日

和皿で楽しむ秋の食卓

数年前に日本から持ち帰った
和食器で、
大皿1枚と、それぞれ違った柄の
小皿5枚のセットが有り、

カジュアルな普段使いに
使いやすくて
和洋問わずの家庭料理に登場、

 セットになっているのに
柄が1枚ずつ違うというのは、
洋食器ではあまり見ないかも...
ということに最近気づき、

藍染のようなブルー色で
統一がされているけれど
違った絵柄を楽しむのは
移り変わる和の暦を眺めているようで

何となく、そわそわ
眺めてしまうのです。

中でもお気に入りなのは
楓の葉っぱが描かれた模様で、

一目でパッと視覚に入り
真っ赤になった所が想像できるから。

梅の花や笹柄もよいけれど
秋のカエデには特別な激しさと
哀愁が漂っていて心打たれます。




                                Tiiu


2017年9月23日土曜日

オレンジとフューシャピンクの壁

以前にも書いた、
日曜大工で家族が作った
ブーゲンビリアの壁。

この壁にようやく
いい感じにブーゲンビリアが
フューシャピンクの花を
艶やかに咲かせ、

更に枝葉を伸ばし
ウッドフェンスの間を
埋めるように絡まってくれております。

本当なら、同じブーゲンビリアの
色違いで
オレンジか白色花の苗木を
植えたかったのだけど、

スペースが足りず...

偶然手に入れた
少々珍しいオレンジ花の
ハイビスカスを隣に植えたら、

やはり想像通り、
ビタミンオレンジの色と
フューシャピンク色の組み合わせは
素晴らしく美しくて

地中海岸地方の
太陽の光に合うのです。

まだまだ木の高低差があって
コントラストも完全ではないけれど

成長により枝垂れるような
花弁の連鎖を見るのが
楽しみでなりません。



                                 Tiiu

2017年9月21日木曜日

牛肉よりイベリコ

ヨーロッパでお肉を買うとき
注目するのは
キロ単位で表示されている価格で、

そこそこグレードの牛肉と
スペイン産のイベリコ豚、
同じ値段で売られているならば

迷わず選ぶのは
イベリコ豚。

牛肉がそんなに好きではない
自分の好みを抜きにしても
やっぱり、イベリコの美味しさは
群を抜いていて

あのとろけるように
脂の乗った食感は
悪魔的に余韻が残るものです。

変に凝った調理法をせず
ただただ、フライパンで
焼くだけが一番、

という所も、シンプルに
どれだけ美味しいかを
物語っていて

 豚に対する見方が
一瞬で覆された、
スペイン食生活での驚きの一つでした。




                                Tiiu

2017年9月18日月曜日

品のあるフォークが気になる秋

秋といえば、
気になるスタイル、柄、色が
沢山浮上してきて
あれこれ目移りしてしまいますが、

年齢的に、好み的に
生活スタイルを見据えて
総合判断すると、

どうしても淘汰されていく
アイテム(特に服)が多くなる、40代。

そうなってくると、
ストライクにはまったスタイルは
とことん、追求して 
自分の物として取り入れたいと思うのです。

そこで、秋は好きな季節でもあるし
今季気になっていて
既に手持ちのワードローブとも
合いそうだと直感したのが、

大人のフォーク、
手仕事の感じられるような
秋冬版ボヘミアンなエッセンス。

それも、重苦しいレイヤードの
フォークではなくて、
軽やかでナチュラルスピリット多めな
品のあるフォークが目標です。

そんな訳で
好きなメーカーのLookbookを 覗いては、
想像力を膨らましている瞬間が
楽しいひとときです。


                        Tiiu



2017年9月16日土曜日

メリッサのお茶

季節の変わり目
真っ只中、

暑さから心地よい
ヒンヤリ空気に変わりつつあると
脳もすっきりとして快適だけれど

気温差のある
この時期ならでは、の
アレルギー症状や
ちょっとした不調に気づいたら

温かいレモンバームのお茶、
メリッサとも呼ばれるハーブティーが
我が家には登場します。

レモンバームの葉っぱを
乾燥させた 状態で、
ビンに詰めて保管してあるので、

必要な時に
メリッサ100%ティーで飲んだり、

時にはルイボスや
紅茶、他のハーブティーと
ブレンドで楽しむことも。

レモンバームの葉は
疲労回復効果があるので、
プチ不調には効果的かな、と

効能を期待して飲むだけで
回復したような気になるのも
ハーブティー・マジックなのです。



                Tiiu

2017年9月14日木曜日

偏愛キッチン道具・調味料ポット

スペインの素朴な生活雑貨店や
プロの調理器具を売るお店、
小さな食料品スーパーでも

時折見かけることがある
差し口の長ーい
ガラスの調味料ポット。

形から察すると
オリーブオイルやビネガーを
個々で加える為に
テーブルに置いておくタイプのポット

日本で言う醤油差し
のようなもの?!
ではないかと、手に入れたものの

良質なオリーブオイルが余ったら
勿体無いし、
そのままにしていると酸化が進みそう、、

ビネガーは食卓に置いても
誰も手に取りそうにない我が家では、

手作りのめんつゆを
入れるポットとして、使用することが
多くなりました。

細ーい注ぎ口から出てくる
液体の量は、
とってもいい塩梅で、使いやすく

見た目もスペインらしくて
ほっこりムード、

何年も前からそこに居るかのような
クラシックな佇まいも
偏愛の理由です。



                            Tiiu

2017年9月12日火曜日

トーストされたオレンジ色

個人的にも好んで
着ている色の一つであり、

服飾の世界でも
今やすっかりお馴染みとなった
テラコッタ色。

不思議なことに
この色の呼び名はしばしば
ブランドやショップ、メディアによって
変貌する傾向があり、

一括りにテラコッタ色
と言っても、微妙な色味の差が
あるとは言え、

それはカーキやボルドーなども
同じこと。

その別の言い方を
見つけるのが結構面白く、

レンガ色、
オレンジブラウン、
などはよくある表現だけど、

最近では、ルイボスティー、
トーストされたオレンジ色
なんていう表現で記されていることも。

実物はどれもテラコッタ色と
大差ないとはいえ、
色の表現が発する印象が
違って感じられる..

テラコッタよりも
トーストオレンジの方が
まったり、温かみを感じるという点で

冬仕様のテラコッタ向け
ネーミングなのかもしれません。



                               Tiiu



2017年9月9日土曜日

マンゴーはあるのに・・

日本よりも格安で手に入る
今の季節のマンゴーは、

スペインにも産地があって、
とにかくて香りが芳しくて
甘さが凄い、

この味に慣れてしまうと
だんだん舌が肥えてきて、
切ってみて繊維質が多めだったり、
熟れすぎのマンゴーは

迷いなく
マンゴープリンにしてしまいます。

というのも、
これだけ美味しいマンゴーが
出回っているというのに

スペインでマンゴープリンが
市販されているのを見たことが無く、

幸いにも
菓子作り音痴の私にも
簡単に出来るレシピで
プリンを作ることが出来たから。

生マンゴーをピュレして
牛乳、生クリーム、砂糖とゼラチンを
溶かした中に混ぜて冷やすだけ、

売ってなければ
作る他に道はなく、

コンビ二で数百円で買えるお手軽さに
比べたら、やっぱり面倒だけど、
なるべくそれは、思い出さないように。。



          Tiiu





2017年9月7日木曜日

多様化するカーディガン

季節と季節の変わり目に
突如として登場させても
違和感を感じさせないアウターが
カーディガン。

このアイテムは
シーズンごとに新しい形が登場し、

その上、トレンドになった形が
廃れてしまうことも少なく
定番化することも多いので

数年前と比べても
バリエーションがかなり広がった
といえるのでは、と感じます。

デコルテの形はV、クルー、へちま襟...
長さはショートから超ロング、
ボタンなし、有り、カシュクールなど

どれをとっても
現役で活躍しそうだし、
新しく買い換える時には
どれも売り場で見つかりそうで

新しい素材感や、
(例えば透け感、厚み、織り方...)
色なんかに
(定番の他に赤やイエロー、キャメルなど)

挑戦するのも楽しいし

何といっても
ブローチやベルト使いで
違ったバリエを見せられるのも
カーディガン、ならでは。

 普通のアウターと比べて
カジュアルダウン出来るので、
つい手に取ってしまう、
偏愛アイテムの一つです。




               Tiiu

2017年9月5日火曜日

デミから、ハヤシ

9月に入ってからというもの、

①スマーフ=森の精
②本で、森の生活
③ハヤシライス

と、偶然にも
森にちなんだ内容が立て続けに
重なり、勝手に森三部エントリーと
呼んでいますが、

そもそもハヤシライスのハヤシは
森の林から来ているのか?
(いや、来てなさそうです..)
諸説定かではありません。

 そして、ハヤシライス

デミグラスソースさえあれば
これほど簡単な
メニューはないと言える一皿なのに

デミソースが普通の商店で
見当たらないこの国では
やはりそこから作るしかないらしく、

デミなんて、適当にソースやら
調味料を混ぜて煮詰めたら簡単だろうと
思いきや、

いつまで経っても
何だか味がまとまらない、
薄いのか濃いのか、甘いのか苦いのかも
判らなくなって、しばし迷走状態の末

しばらく放っておいて
何時間か経った後、味見をしたら、
素晴らしいコクと風味に仕上がっていたのです。

 結局、あれこれ配分を考え過ぎるよりも
放置が一番効くのかも、

これからはデミソースを
日本から持ち帰るのを卒業しようと
心に決めた瞬間でした。




                        Tiiu



2017年9月3日日曜日

3回目の森の生活

ソローの「森の生活」
という本を読み返すのは
かれこれ3回目で、

ある程度の期間を空けているせいと、
本の分厚さ、
中身のボリューム感もあって、

初めて読んだ時の新鮮さ
新しい発見を
3回目でも
十分味わうことが出来ています。 

この本は随分昔、
1800年代半ばに書かれているのに
古さを感じるどころか、

(自分にとっては、バブル時代の方が
よっぽど色褪せて感じる..)

今の時代にも寄り添った考え方、
シンパシーを抱かせる部分があり、

自分の頭がゴチャゴチャに
なりかけたとき、
フッと整理されるような
気づきが魅力的。

心地よい眠りと目覚めを作り、

朝起き立ての時間、靄がかった
自然を眺めるのが楽しみになるような、

季節の変わり目、起動するのにピッタリの、
そんなタイプの本です。




              Tiiu


2017年9月1日金曜日

オマケも集まるとオブジェになる

フランスやスペインでも
スーパーでちょっとした期間に
買い物をすると、小さなオマケを
入れてもらえることがあり、

大抵は、パッケージや中身が
宣伝要素を持っていたり
何かのアピールだったりするもので

お菓子に付いている
プラスチックのおもちゃのような
取るに足らないモノ、が殆ど。

普段ならすぐにゴミ箱行きに
なるところだけれど、

ある時、立て続けにもらった
スマーフのプラスチック人形は
(フランスの漫画から始まったキャラクター)

なぜかすぐには捨てられず、

そのリアルな小ささが
小人で森の精のスマーフらしさを
如実に表しているようで
 集めたくなってきたのです。

その内の一つがスマーフではなく、
ウサギだった時には
少しイラっと、残念だったけれど

 いくつか集まったスマーフ達を
平らで細長い場所に並べたら、
何やらストーリーが生まれそうな
オブジェになり、ウサギもいい感じ..

オマケも寄せ集めると
それなりの効果を発揮するものです。



                     
          Tiiu