2018年1月30日火曜日

栗のはちみつ

スペイン北部、アストゥリアス地方の
オビエドという町の
蜂蜜専門店から
大好きな蜂蜜4キロをお取り寄せしました。

そこで手に入れた
ちょっと目新しくて
個性もクセも強い種類が

栗の花のハチミツ。

色もよくある黄金色の蜂蜜に比べて
深く暗い栗色で、

味や香りは、なるほど、栗を思わせる
香ばしさと渋みが、
ジワジワ後からやってくる、

蜂蜜と栗好きの為の
はちみつ、という
マニアックな美味しさなのです。

野性味が強いので、
何かに混ぜたりするよりも
ヨーグルトやブルー、ハード系チーズ、
の上へシンプルにかけるか

スプーンで掬いそのまま口に入れても
クセになる味わい。

栗の花から取れる蜜にも
栗の味がこんなに行き渡っているとは、
まさに自然界の賜物です。



                               Tiiu

2018年1月28日日曜日

スペイン陶器

燦々と太陽の光が降り注ぐ
気候が影響しているのか
単に好みの問題か、

スペイン南部で作られる
陶器やタイルの類は
色柄が明るく、ハッピーな
デザインが多いように感じます。

色使いや柄が時に大胆であったとしても
どこか素朴な印象もあり
土っぽく、温もりがある手触りは
大家族の朗らかさみたいでもあります。

同じように陶器の産地がある
フランスのそれは
ひんやりクールで、滑らかなイメージ。

色使いも、どこかアンニュイで
うす曇に覆われた日が多い
気候に、これも反映されているのだろうか..

作られる大地の特徴が
色濃く出た、陶器やタイルを
眺めたり飾るのは
インテリア好きの楽しみの一つです。



                      Tiiu


2018年1月26日金曜日

アートに取り入れる動物柄

ここのところ、ヨーロッパの
服飾、小物デザインで
しばしば目にする機会が増えている

アニマルモチーフのデザインは、

レオパード柄やゼブラ柄と
言った、昔から定番的にある
動物の毛並みをイメージした
柄模様だけでなく、

動物の1体そのものを
デザインに取り込んだ、大胆且つ
アーティーなものも含まれます。

例えば、チーターやトラ、サイ、
などの猛獣であったり、
 オウムやペリカン、熱帯の鳥など
 敢えて可愛らしくない動物が主流なので

大人の女性がかっこよく
モードに取り入れ易いのが
ポイントかもしれません。

個人的に気になるのは
サイやトラなどの大型動物だけれど

無難に取り入れるなら
これからの春夏ファッションとも
相性が良さそうな
トロピカルな鳥柄かな、と。

新にどんな珍獣が飛び出してくるか、
これからの動物デザインにも
目が離せません。





                 Tiiu





2018年1月24日水曜日

ウズラ肉とマッシュポテト

普段の食卓に並ぶことが珍しい
鶏肉より小さいのに
味が濃厚なウズラ肉と

これは、いつもの定番
お手軽なマッシュポテトを
付け合せた食卓が

思いのほか素朴で
心地よく、

昔通ったビストロの味を
思い起こす、郷愁的な
 美味しさの感覚に包まれました。

ウズラ肉は丸ごと買っても
骨が細くて調理しづらく
食べる所が少なくて
家庭では不人気、

だけどそれは、食べるまでの
過程の問題で、
味が美味しく無いわけではない。

野生味があり
ギュっと凝縮した旨みのお肉と
マイルドなマッシュポテトを
家でも味わったら、

多少手間暇をかけても
もう一度、
 という気分になりました。



               Tiiu



2018年1月22日月曜日

冬庭に映える極楽鳥花

初夏から冬前にかけて
開花すると言われる
色鮮やかで鳥のような形をした
極楽鳥花が

今年はなぜだか
真冬に開花し、

1月後半の今時点で
 全ての蕾が花開く
光景が見られることに。

 おかげで寂しい冬景色の
我が家の庭は
トロピカルな温かみを取り戻し

オレンジ、ブルー、ピンクなど
色の散乱
壁に描かれたアート模様みたいに
花の色・形が浮き上がります。

他の植物が休憩中の今、
唯一咲かせる極楽鳥花が
 春まで庭の主役をはるでしょう。



                                                Tiiu

2018年1月20日土曜日

つま先から春を入れる

お正月の頃から1週間位
暖かい日々が続いたので
ほんの少し、春に向けて
装うことに思いを馳せました。

とはいえ、その後
もちろん気温は冬に逆戻り、

今は丁度、冬の折り返し地点に
いるのかもしれません。

さて、新しい季節の気分を
少し 取り入れるとしたら
やはり、着るものに響かない
先端から入れるアクセサリーでしょうか、

例えばヘアアクセサリーとか
リングや、ピアス
こんな小物は春のテイストを入れても
いい感じに取り込めて

エッセンス程度に
春の心地を味わえます。

例えばホワイトパール色とか
レース編みのデザイン、
明るめ色のストーンなど

軽さを少しずつ取り入れて
心も軽やかに
春を待ちわびたいこの頃です。




                                  Tiiu

2018年1月18日木曜日

海辺のアンティーク詣で

地中海に面した、太陽と海が
限りなく近くに見える場所で
友人たちの家具移動を手伝うことになり、

そこに置いてあった
めくるめくアンティーク家具と
デコレーションを
目にすることが出来て

久しぶりにワクワクと
古きよき時代に
タイムスリップしたような
感覚を味わいました。

40年以上前に住人が集めたという
アンティーク家具やテキスタイルは
どれも上質な手仕事を感じ取れ

彫刻、織り柄、タイルなどが
不思議なバランスの上で
共鳴して眠っていたのです。

思いがけずも、
その中から好きな家具を
選び持ち帰らせていただき、
その幸運に胸を躍らせ

置く場所を考えるのに
右往左往しています。
 


         Tiiu  

2018年1月15日月曜日

ひたすらムールの日

時々無性に食べたくなる
魚介類の中で、この地で
一番手に入りやすいのはムール貝。

全般的にいつも
安価で手に入るイメージですが、
値段に比例して、活きが良く
中身の味が濃厚なのは否めず、

ムール貝を買った日は、
他のおかずは、沢山用意することなく
ひたすらシンプルに白ワインと
 貝の身に集中するのがお気に入り。

フランスやスペインでも
ムール貝とフライドポテトの組み合わせが
定番で好まれることが多いけれど、

ニョッキやラビオリみたいな
詰め物パスタを一緒に食べるのも
 中々にいい具合だと気づきました。

どちらも茹でて
あっさりの味付けが一番で
余韻が残る程度に留める量がポイント。

そうすると
例え食事時間が無口になっても
ムールの日は
いつだって大歓迎になるのです。




                             Tiiu

2018年1月13日土曜日

ペルシャ帝国の服飾に惹かれて

「千夜一夜物語」(アラビアンナイト)
がきっかけで、
ペルシャ帝国時代の
歴史や文化に興味を持ち始めました。

ペルシャ時代は
アケメネス朝、アルサケス朝、サーサーン朝の
三時代に分かれており、

その中で物語が綴られたのは
サーサーン朝にあたるらしく、

その服飾、装飾たるや
見事なもので、
色彩、刺繍、彫刻、など
生活の随所に贅沢さが溢れているのです。

特に興味深いのは
男性、女性の服装で、
とにかく重ね着の妙が素晴らしい、

物語がミステリアスな要素に
包まれていることも多々あって
一層そういう風に見えることもあるけれど

オレンジ、ピンク、パープル色など
夢心地な色彩を巧みに組み合わせていたり、
ふんわりショールを腰に巻いていたり... 

はるか昔の時代に思いを馳せて
写真や映像ではなく
スケッチ画で想像してみる
服飾には浪漫があり、

もっと深く紐解いてみたい
好奇心にかられるのです。


                      Tiiu

2018年1月11日木曜日

偏愛キッチン道具・エスプレッソマシーン

家庭における
エスプレッソマシーンと言えば、

カプセルを入れて
ボタンを押すだけの
ネスカフェタイプのものと、

粉から抽出するタイプの
 マニュアル式、
我が家には2種類のタイプが
あるにはあるのだけれど、

カプセルタイプのマシーンは
殆ど使ってないので
今では倉庫で眠っており...

もっぱら日常で作動するのは
PHILIPS社のマニュアルタイプ。

こちらの方が、味が完全に安定しないのと
淹れる人によって味が違うのも
何だか面白く、コーヒーを淹れているという
手ごたえが感じられるのが楽しいのです。

普段は市販の粗挽きコーヒーを
使っていても、
時には豆からその場で挽いてみたり

濃く淹れたり、
薄く淹れたり、気分に合わせて
 コーヒーの味を変えられるのも
 マニュアルの良さ。

その分、小さな部品や道具とか、
お手入れに手間がかかることは 致し方なく、
ゆっくり手間暇が
美味しいコーヒー時間を作るのかもしれません。



        Tiiu

2018年1月9日火曜日

タオルの贅沢

一言でタオルと言っても、
毎日洗面所に設置する
ハンドタオルをはじめ、

体全体を拭くバスタオル、
スポーツの時に使うスポーツタオルに

ミニハンカチのような
正方形のミニタオル。

などなど、様々な使い道に合わせて
タオルの種類がありますが、

どんなタイプのタオルであれ、
これを新調するのは気持ちが良いもので 
下着と同じで、ある種必要不可欠
且つ贅沢なことだと思っています。 

買い換えなくても
使えるタオルも多いけれど
思い切って、新調してふかふかを感じたい

季節の変わり目、
一年の節目など、

そんな密やかな楽しみを求めて
インテリアショップで
好みのタオルを見つけたら

つい手に取って
柔らかさ具合を確認してしまいます。




     Tiiu

2018年1月7日日曜日

冬のおやつタイム

他の季節と比べても、
寒い冬にぬくぬく温まりながらの
おやつタイムは
また格別のひとときで

その時間を心待ちにしながら
日々の労働、雑務をこなすのが
大切であったりします。

そういった上で、
冬のおやつ選びは、
いつもよりも豊富めに

丁度ホリデーシーズン中に
沢山のお菓子と出会う機会に
恵まれる為、

頂き物のチョコレートや
季節限定のガレット・デ・ロワ、
  クリスマス時期から買い溜めする
パネトーネやジンジャークッキーなどなど

我が家のお菓子ストックも
盛りだくさん。

少々のカロリーオーバーと
グルテン摂取は大目に見て、
と、言わんばかりに

魅力的なパッケージは
今日も我々を誘っています。




                    Tiiu

2018年1月5日金曜日

ガーデナー気質

植物を育てるのが上手な
ガーデナーに適した条件は、
色々と考えられるものがあるけれど

まず一番は、マメな性格、
 物事を飽きずに続けられる持続力

こればっかりは、
自分には本当に欠けていて
水撒き、剪定、草むしりを面倒に思い
後回しにすることしばしばですが、

 他の重要な条件で、
虫が嫌いでないこと、触れられること、

これには少々自信を持っています。

というのも、庭仕事で出会う
沢山の虫たちの類は、
どちらかというと、愛すべき感情を持っていて

育てた植物の葉っぱや
新芽を食い散らかすアブラムシは
時に憎くはあるけれど、

それを退治するバッタやテントウムシ
受粉を促すミツバチなんかは
造形美なども可愛らしいと思えるのです。

寒い日に新しい種まきの前、
土を掘り起こしていると目にする
何やらうごめく小さな虫も

土に栄養がある証拠だと
見ると笑顔になれるほど、虫が好きなのは
一つのガーデナー気質かもしれません。



                     Tiiu

2018年1月3日水曜日

年を重ねたら色で買う

20-30代までの頃に買った服を
思い返してみると、
黒、グレー、ネイビー、カーキなど

とにかく暗い色ばかりで
同じ色ばかり買っていると、
身近な人に指摘されることもしばしば、

しかし、そのおかげで
地味な印象ではあったけれど
着まわしに躓く機会は減り

効率よく回せて、買い足して
着ない服が膨らまないことも確かであり

今でも買って良かったと
思える服も沢山あるのですが、

年を重ねるにつれ
気になり始めているのは
色にクセのある服ばかり...

もっと大胆に言えば、
色で服を買っているといっても
言い過ぎではないくらい、
 
変わった色に惹かれています。

以前の記事にも少し書いた
ウイスキーオレンジ、
オリーブグリーン、蜂蜜イエロー
ベリーピンクなどはもちろん。

ベージュやグレー、青など
 一見ベーシック色なのに
ちょっと変わった発色具合とか..
マニアックに色を吟味している自分がいます。

 色にこだわり過ぎると
買い物の選択肢が狭まるのも確かですが

 小物も含め、見せ方のバリエーションは
無限に広がっていくような
そんな可能性を感じています。



                Tiiu